呉竹医療専門学校は、あはき業及び柔道整復師を育成することに特化した埼玉県にある専門学校です。
東洋医療や柔道整復師学校の協会などにも加盟しています。また、関連施設としてメディカルクリニックや東洋医学の研究所があります。
この記事では、特に柔道整復師を育成する目的で開講されている柔道整復学科に焦点を当てて、学科の特徴や合格率、施設や設備などを紹介します。
目次
呉竹医療専門学校の特徴
学校名 |
学校法人呉竹学園 呉竹医療専門学校 |
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住所 |
〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目185-1 |
電話番号 |
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ホームページ |
呉竹医療専門学校は、身体だけではなく、精神面においても治療ができるような医療人を育成することを目的として開講された専門学校です。
あはき業や柔道整復師の主な役割は、痛みを取り除いて治療することです。しかし、その痛みは肉体だけではなく、精神的な面が原因で起こっていることもあります。そのような複雑な痛みにも対応できるような医療人の育成に力を入れています。
実践的かつ専門知識を育成「職業実践専門課程」
呉竹医療専門学校は、平成26年に文部科学省から「職業実践専門課程」の認定を受けました。専門的な知識やスキルを身につけることを目的とした専門課程であるということです。この認定を受けるためには、さまざまな条件をクリアしなければいけません。
呉竹医療専門学校は、数ある条件をすべてクリアし、文部科学省から認定されています。これはそれだけ高い知識とスキルを身につけることができる専門学校であることの証でもあります。国から認められた専門学校ですから、信頼性の高い専門学校といえるでしょう。
充実した就職サポート
呉竹医療専門学校は、就職サポートも大変充実しています。詳しいサポート内容については後述しますが、平成30年度の就職率は94%と公表されています。これだけ高い就職率を誇っているのは、学校側が積極的に就職サポートを行なっているからといえるでしょう。
豊富な選択授業ラインナップ
呉竹医療専門学校のカリキュラムには、選択授業があります。例えば柔道整復師を目指す人の中には、病院勤務を希望している人もいれば支援施設への就職を希望している人もいます。一口に「柔道整復師」といっても、目指す場所が違えば必要となる知識やスキルも異なります。
そこで、呉竹医療専門学校では、自分の将来設計や進路に合わせた知識やスキルを身につけられるように、さまざまな選択授業を用意しています。柔道整復学科の選択科目の一部では、サービス介護論や手話などがあります。
自分が将来働きたい現場に必要な知識とスキルを身につけることで、即戦力としての実力を身につけることも可能になります。
呉竹医療専門学校の柔道整復学科
ここまでは、呉竹医療専門学校全体の特徴を紹介してきました。呉竹医療専門学校はあはき業や柔道整復師を育成するための専門学校です。それぞれの職業に対応した専門学科が用意されています。
ここからは、柔道整復科に焦点を当てて詳しい特徴や偏差値、学費や合格率などについて紹介します。
柔道整復師学科の特徴
呉竹医療専門学校の柔道整復科にはⅠ部とⅡ部があります。Ⅰ部は昼間部の全日制になっていて、通常の専門学校などと同じです。
一方のⅡ部は夜間コースになってます。仕事をしながら柔道整復師を目指すことが可能になっているということです。
Ⅰ部の全日コースは、柔道整復師国家試験に必要な知識やスキルを身につけると同時に、選択科目で付加的な知識やスキルも身につけることが可能です。将来どんな柔道整復師になりたいのかという希望に合わせた実力が身につきます。
一方のⅡ部である夜間コースは、柔道整復師国家試験に必要な知識とスキルのみ身につけることができるカリキュラムになっています。Ⅰ部と比べると時間が限られているため、選択科目の授業は用意されていません。その代わり、合格するための知識やスキルはしっかり身につけることができます。
倍率・偏差値
呉竹医療専門学校柔道整復科の偏差値は「45」です。柔道整復師を育成する学校の全体的な平均偏差値は45ですから、一般的な偏差値といえるでしょう。
ただし、呉竹医療専門学校は文部科学省から「職業実践専門課程」の認定を受けています。この認定を受けている柔道整復師の専門学校はあまり多くありません。信頼性は専門学校選びの指針になります。文部科学省から認定されているという信頼性があることから、倍率はかなり高いと予想できるでしょう。
学費・費用
学科 |
学費・費用 |
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柔道整復科Ⅰ部(全日) |
1年次:144万円、2,3年次:各124万円(3年間合計:392万円) |
柔道整復科Ⅱ部(夜間) |
1年次:114万円、2,3年次:各94万円(3年間合計:302万円) |
全日と夜間のそれぞれの学費は上記の一覧表の通りです。カリキュラムの内容は全日の方が大変多くなっています。そのため、授業料が夜間コースの倍になっているので、高くなっているのです。
また、上記の学費以外に教材費として13万円、校友会費として3万円が必要となっています。これはⅠ部Ⅱ部とも同様に必要です。
取得できる資格
呉竹医療専門学校柔道整復科を受講して取得できる資格は、柔道整復師国家試験の受験資格です。国家試験合格に特化したカリキュラムが組まれているため、他に付随した資格取得のコースは用意されていません。
その代わり、呉竹医療専門学校柔道整復科の合格率は全国平均と比べて高い数値を保っています。詳しい合格率は後述しますが、合格率が高くなっているのは、それだけ試験対策に力を入れている証といえるでしょう。
柔道整復師資格の合格率
年(回) |
合格率(新卒者) |
---|---|
2020年(第28回) |
68.3% |
2019年(第27回) |
92.6% |
2018年(第26回) |
76.6% |
2017年(第25回) |
90.0% |
2016年(第24回) |
79.7% |
呉竹医療専門学校では国家試験の合格率がホームページ上で公表されています。その情報に基づいて作成したのが上記の一覧表です。
2020年の柔道整復師国家試験の全国平均合格率は64.5%でした。呉竹医療専門学校の過去5年の平均合格率は81.88%と高い数値を誇っています。
それだけ呉竹医療専門学校の柔道整復学科は、国家試験合格に力を入れているということがわかります。
呉竹医療専門学校の口コミ
呉竹医療専門学校の全体的な特徴や、柔道整復学科の特徴などについて紹介してきました。ですが、多くの人は実際に通学した人たちの口コミも知りたいでしょう。
そこで、柔道整復学科に絞り込んで口コミを調べました。紹介しますので、学校選びの際の参考にしてください。
独立開業を目指すなら一番いい学校
夢の実現に向けて徹底したサポートをしてくれる。独立開業を目指している人へのバックアップも充実しているので、安心して学習を進めることができる
就職サポートについては後述しますが、独立開業も含めて充実したサポートを受けることができます。卒業生の中には若くして独立開業した人もいるようですから、将来自分のお店が持ちたい人にはおすすめの学校といえます。
先生のサポートが素晴らしい
わからないところは、しっかり理解できるまで付き合ってくれる。そのおかげで試験当日は自信を持って受験することができた
学習を進めていくとわからないところが出てくるのは当然といえます。呉竹医療専門学校の講師陣は、試験合格のために徹底したバックアップを行なっています。わからないところは明確に「わかった」が実感できるまで付き合ってくれるので、確実に苦手分野を解消することができるでしょう。
図書室などの設備が充実している
図書室には勉強に必要な参考書などもたくさん揃っている。自分で購入するには高いので、とても助かった
呉竹医療専門学校には図書室が併設されています。学習を進める上で必要な参考書などが多数用意されているので、フルに活用して勉強することが可能です。専門書は高価なものが多いので、これは嬉しい施設といえるでしょう。
呉竹医療専門学校の就職実績
柔道整復師のゴールは国家試験合格ではありません。資格を取得した後は、柔道整復師としての就職活動が待っています。ここからがスタートともいえるでしょう。
そこで、呉竹医療専門学校の就職サポートや就職実績を紹介します。
就職サポート
呉竹医療専門学校では、1年次から就職サポートが始まります。早い段階で就職活動を行なうことで、働くことへの意欲を育てることが目的です。職業ガイダンスや労働講座を開講し、柔道整復師として働いている自分自身をイメージ作りをサポートしています。
また、3年次になると月に1回程度の割合で就職相談会が開催されます。企業の就職担当者が集まるので、直接話を聴いたり相談したりすることが可能です。
更に、在学生や卒業生が閲覧可能な学園独自の求人システムも使用可能です。2,000件にも及ぶ企業の求人が掲載されているので、自分の希望に合った職場を見つけることができるでしょう。
就職実績
呉竹医療専門学校では、卒業生が実際にどのような施設や企業に就職しているのかは公表していません。しかし、卒業生の声はホームページ上で公開されています。
柔道整復科の卒業生に関しては、すでに独立開業した人の声が掲載されています。若くして独立開業できたということは、それだけ呉竹医療専門学校では独立開業を目指している人にも積極的にバックアップしているということがいえるでしょう。
呉竹医療専門学校の施設・設備
呉竹医療専門学校には、さまざまな施設や設備が用意されています。口コミにでも紹介しましたが、施設や設備が充実しているのも、呉竹医療専門学校の大きな魅力といえるでしょう。
数ある施設や設備の中でも、特に魅力的なものを厳選して紹介します。
実技実習室
実技実習室は、各階に設けられています。講義を終えた後、すぐに実技実習室に行くことが出できるので大変便利です。また、更衣室も併設されているので、実習前に動きやすい服装に着替えることが可能です。
施術所
施術所は「ほねつぎ」と「はり・きゅう」に区別されており、それぞれに合わせた設備が整っています。実際のクリニックに近い環境で実習を行なうことができるので、実践ですぐに役立つスキルを身につけることが可能です。
呉竹メディカルクリニック
呉竹医療専門学校には、メディカルクリニックが併設されています。内科、整形・リハビリテーション科、皮膚・美容皮膚科、婦人科の4つの診療科が設置されていて、施術所と連携しながら地域医療の実践や医療サービスの提供を行なっています。
多目的ホール
多目的ホールでは、入学式や卒業式などの学校行事が行なわれる場所です。ただ、学校行事はいつもあるわけではありません。通常は床一面に畳が敷き詰められ、柔道やあん摩の実習にも使われています。
呉竹医療専門学校の入試情報
呉竹医療専門学校の入試情報を紹介します。呉竹医療専門学校は柔道整復科以外にも学科があります。また、柔道整復科にはⅠ部とⅡ部が用意されています。しかし、入試はすべて同じ日程で行なわれます。
社会人入試
試験区分 |
出願期間 |
試験日 |
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社会人入試 |
令和2年10月2日(金) ~10月8日(木) |
10月11日(日) |
※2021年度の入試情報です
社会人入試は上記の1日だけです。高等学校を卒業した人ならだれでも受験可能です。出願期間は最終日の当日必着となっていますので、注意してください。
一般入試
試験区分 |
出願期間 |
試験日 |
---|---|---|
一般入試1次 |
令和2年10月30日(金)~11月5日(木) |
11月8日(日) |
一般入試2次 |
令和2年11月27日(金)~12月3日(木) |
12月6日(日) |
一般入試3次 |
令和3年1月8日(金)~1月14日(木) |
1月17日(日) |
一般入試4次 |
令和3年1月29日(金)~2月4日(木) |
2月7日(日) |
一般入試5次 |
令和3年2月26日(金)~3月4日(木) |
3月7日(日) |
※2021年度の入試情報です
一般入試は5次まで予定されています。しかし、一般入試2次試験の時点で定員に達した場合は実施されません。入学を考えている方は、一般入試2次試験までに受験するかどうか決めることをおすすめします。
呉竹医療専門学校のオープンキャンパス
呉竹医療専門学校では、オープンキャンパスという形での開催はしていません。その代わり、随時学校説明会や個別見学会を実施しています。
呉竹医療専門学校のホームページから申し込みが可能になっています。説明会はWebでも開催されていますので、興味がある方はチェックしてみてください。