2020/03/22
柔道整復師とは

柔道整復師を最短で目指す!必要な期間やおすすめの学校を紹介

柔道整復師 最短

柔道整復師になりたいと思っている人は、現在増加傾向にあります。

社会人として働きながら資格取得を目指す人も多く、忙しいなかで専門学校に通わなければいけない場合もあるでしょう。

そこで今回は、最短ルートで柔道整復師になるための方法や一般的な期間を解説します。おすすめの学校も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

柔道整復師になるには最短で何年かかる?

柔道整復師は国家資格になり、受験資格を得るためには最低3年間の教育課程を修了する必要があります

柔道整復師の養成学校は全国各地にあり、その学校に入学して座学と実技の両方を学びます。そして終了と同時に受験資格を取得することができます。

ただ、学校によっては4年かかる場合もあります。この違いについては、それぞれの学校の特徴の中で解説します。

最短3年:専門学校

柔道整復師の資格取得を目指すのなら、専門学校が一番メジャーです。学校の種類も多く、国家資格を目指したカリキュラムが組まれているので、高い合格率を誇っています。

学費は学校の医療施設によって差が出てきますが、3年間で350万円以上が相場です。ただし、入学してから白衣や柔道着を自腹で揃えないといけないということもあり、更に高くなるというのが現状です。また、教科書代も別途かかります。

ただ、全日コースの専門学校では、柔道整復師の国家試験受験資格だけではなく、合わせて鍼灸師やスポーツトレーナーの資格も取得できるようなカリキュラムが組まれているところも多くあります。並行して勉強することで活躍の場が広がり、就職のチャンスも増えるとあって、並行して目指す人が多くいます。

最短3年:夜間学校

柔道整復師を養成する専門学校では、夜間部を設けているところもあります。こちらは社会人のためのカリキュラムとなっており、働きながら柔道整復師の国家資格を取得することを目指しています。

平日は仕事をし、夜や土日を使って勉強する社会人は多くいます。そのようなスキルアップに積極的な人をサポートするため、学費の一部免除や入学金免除といった費用面での支援を受けることができます。

限られた時間で勉強をして資格取得ができるようにと、国を挙げたバックアップも整っているので、学校の情報を得る際には費用免除の点にも注目すると良いでしょう。

ちなみに、学費は全日コースの専門学校よりも安く設定されています。3年間で300万円程度というのが相場です。

最短3年:短期大学

数は大変少ないのですが、柔道整復師を養成している短期大学もあります。教育課程修了に必要な年数は3年です。学費は320万円程度ですが、これに教材費がプラスされるので、実際にはもう少し高くなります。

短期大学の大きな特徴は、卒業時に「短期大学士」の学位を取得できる点です。短期大学を卒業しましたという証明になりますから、就職で有利になることがあります。

最短4年:大学

大学で柔道整復師の国家試験受験資格を取得しようとすると、4年かかります。専門学校や短期大学よりも1年多くなるということです。

ただ、1年多く勉強することにはメリットもあります。まず、大学を卒業したという証明を得ることができます。更に、多くの場合は卒業と同時に教員免許やスポーツトレーナーとしての資格も取得できます。

学費は650万円前後が相場です。専門学校や短期大学に比べてかなり高めですが、1年多く勉強することになるので、年数で割ってみるとあまり変わりません。

通信教育で資格取得は可能?

社会人は普段の仕事が忙しいため、学校に通っている暇がないと思う人も多いでしょう。できることなら隙間時間を使って勉強できる通信教育で取得を目指したいと思うはず。

ですが、あいにく柔道整復師の国家試験の受験資格は通信教育では取得できません。何故なら、教育課程には実技や実習が含まれているからです。これらは学校に通って勉強する必要があるため、通信教育での取得は不可です。

柔道整復師として独立するまでの最短ルートは?

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柔道整復師になったら、独立したいと思う人も多くいます。独立開業を目指して柔道整復師の国家資格を取得しようとしている人もいるくらいです。

それでは、独立するにはどのようなルートを取ると良いのでしょう。最短ルートは以下の通りです。

1.学校入学→卒業試験(最低3年間)
2.国家試験→免許取得
3.就職
4.独立

それぞれのルートについては以下で説明します。

学校入学~卒業試験の期間

まずは学校に入学します。学校は先ほどの項目で説明したとおり、大きく分けて大学・短期大学・専門学校の3種類あります。どこの学校に入学するかは人それぞれですが、必ず入学試験があります。それぞれの学校で行なわれる入学試験に合格して初めて、国家試験の受験資格取得のための勉強が始まります。

教育課程は座学と実習を合わせて最低で3年間必要です。大学は4年にかかりますが、最短ルートを選ぶのなら専門学校か短期大学を選ぶと良いでしょう。

必要な年数の教育課程が終わると、卒業試験です。この試験に合格すると修了となり、国家試験の受験資格を得ることができます。

国家試験〜免許取得の期間

国家試験は年1回の割合で毎年実施されています。願書提出期限などについては、毎年9月の初め頃に、官報で公告されますので、こまめにチェックをしておきましょう。

国家試験の受験に必要な受験料は16,500円です。これは他の国家試験の受験料と同じで、柔道整復師だけ特別高い、というわけではありません。

国家試験に無事合格できたら、次に免許登録をする必要があります。この免許登録を行なうことで、柔道整復師としての免許が発行されます免許登録に必要な費用は、手数料と発行税を含めて13,800円です。

就職までの期間

柔道整復師の資格を取得し、免許が発行されれば就職です。主な就職場所としては、整骨院や接骨院が挙げられます。いつかは独立しようと思っている人も、まずは整骨院や接骨院に就職し、経験を積まなければいけません。

もし、将来独立した時に保険適用の施術を行なうつもりなら、3年間の実務経験が必要です。その後、講習を受けると施術管理者としての資格が取得できます。この資格を取得して初めて、保険適用の施術を行なうことができるようになるのです。

ただし、独立後に自費扱い施術のみを行なう場合は、3年間の実務経験は必要ありません。ですが、独立するにはかなりのお金が必要です。実務経験を積みながら、独立に必要な資金も貯めるというのが一般的な方法です。

独立の期間

独立するには、充分な資金が必要です。現在、柔道整復師として独立開業に必要な資金は最低でも1,000万円と言われています。

ですが、独立がゴールではありません。本当に大変なのは柔道整復師として独立開業したあとです。どのように集客率を上げ、売り上げにつなげていくかというのが大きな課題となります。実際、開業後わずか1年で廃業してしまう整骨院や接骨院も数多くあります。

勉強会に参加して新たなスキルを身につけたり、経営スキルを身に着けるためのセミナーに参加したりすると良いでしょう。独立後に、どれだけ長い間経営を続けていくことができるか、というのが本当の目標です。

柔道整復師の資格を短期で取得できる学校一覧

帝京短期大学

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学校名

帝京短期大学

アクセス

東京都渋谷区本町6丁目31−1

学費

<昼間部>

1年次:124.5万円、2,3年次:各99.1万円(3年間合計322.7万円)

<夜間部>

1年次:124.9万円、2,3年次:各99.1万円(3年間合計323.1万円)

定員

<昼間部>60名、<夜間部>30名

国家試験合格率

新卒:92.2% 既卒:50.0%

公式サイト

http://www.teikyo-jc.ac.jp/

日本国内で唯一、柔道整復師の国家資格受験資格を得られる短期大学です。他に短期大学で柔道整復師養成コースのカリキュラムがあるところはありません。また、夜間部も設けられているので、社会人も勉強できる環境が整っています。

大学へ編入することで、5年ではり師ときゅう師も並行して資格を取得できるところが魅力だという口コミが寄せられています。就職の幅が増えるので、編入する人が多くいるようです。

明治国際医療大学

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学校名

明治国際医療大学

アクセス

京都府南丹市日吉町保野田ヒノ谷6−1

学費

1年次:195万円、2年次以降:各165万円(4年間合計690万円)

定員

40名

国家試験合格率

新卒:94.7% 既卒:6.3%

公式サイト

http://www.meiji-u.ac.jp/

日本でいち早く柔道整復師の専門学科をスタートさせました。大変設備が整っています。実習は附属病院で行なわれるため、本番さながらの実習を受けることができます。

実習で勉強したことがすぐに実践に役に立つという高評価の口コミが多く寄せられています。

東日本医療専門学校

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学校名

東日本医療専門学校

アクセス

宮城県仙台市太白区中田4丁目4−35

学費

1年次:124万円、2,3年次:各118万円(3年間合計360万円)

定員

60名

国家試験合格率

新卒:91.7% 既卒:16.1%

公式サイト

https://www.kenseigakuen.jp/

柔道整復師としての国家試験受験資格が得られるだけでなく、教育課程修了と同時に「日本スポーツクラブ協会認定資格」も取得できます。この資格を取得するとスポーツインストラクターとしても活躍できます。

並行して多くの資格を取得できるという口コミが多く寄せられています。就職の幅も広がるので、将来性があると高評価です。

まとめ

柔道整復師の資格は最短でも3年かかります。また、独立開業を目指すのなら、更に倍はかかると考えた方が良いでしょう。

柔道整復師の施術は医療行為にあたります。最短ルートを模索するよりも、高いスキルを身につけることを目指しましょう。